JORMA DESIGN Philosophy
ケーブルが「音楽的」に鳴ること。単純に思えるかも知れませんが、これはケーブルの開発において最重要事項であり、同時に一番達成困難な事柄の一つといえるでしょう。JORMA DESIGNの意味する「音楽的」とは、幾時間でも快適に音楽を聴いて、楽しむことができるものです。JORMA DESIGNのケーブルをシステムに接続すれば、リスナーが集中するものはただ音楽だけなのです。このケーブルはとても自然なサウンドを聴かせてくれるので、もはやケーブルの賛否を気にしながら音楽を聴く必要もなくなることでしょう。
JORMA DESIGNのケーブルによって、今まで体験できなかったサウンドステージがリスナーを包み込みます。
アナログケーブルの基本概念
- ①コンダクターの材質を重視したもの。
- ②線材の構造を工夫したもの。
- ③S/Nの向上を図るもの。
- ④物性処理を施したもの
- ⑤誘電体に工夫を凝らしたもの。
- ⑥電気的に補正をするもの。
- ⑦コロンブスのタマゴ!
市場に提供されるオーディオ・ケーブルは上記のどれか一つまたは複数の要素を持っています。スウェーデン製 JORMA DESIGN (ヨルマ・デザイン)社のケーブルはこれらの技術を活かしながら、業界では見落とされていた「設計精度と実際の製造精度」の違いに着眼しました。
ステレオシステムにおいてアナログ・ケーブルは2本1組で使われることを忘れていませんか?
JORMA DESIGN社のケーブルは真円度(設計精度=実際の製造精度)を極限まで高めた世界で初めてのケーブルです。
ステレオコンポーネントは左右の特性が等しいことが理想です。誰もが見逃していた重大な問題、それはケーブルの製造精度です。左右のケーブルに特性のバラツキがあれば、如何に優れたコンポーネントでもその能力を十分に発揮することができません。つまり一本では優れた伝送特性を示すケーブルであっても、現実にペアで使用する場合、製造精度の低いケーブルは決して優秀な伝送特性とは言えないのです。ほとんどのケーブルは数十万円クラスの高価なケーブルであっても、数千円クラスの製造精度と大差ないのが現状です。これはケーブルの電気特性および機械特性に一貫性がないことを意味します。このように製造されたケーブルをペアで使用した場合、ステレオシステムとしては当然左右のサウンド・クオリティーにバラツキが生じてしまいます。したがって①から⑥の工夫を凝らした製品でも、最終的に製造精度が大きなネックになっているのです。JORMA DESIGNのケーブルはランダムに何処を切っても、その断面は設計精度=実際の製造精度に限りなく近く、真円を描いています。またケーブルを曲げてもその構造(トンネル構造)はファイン・セラミック・ファイバーによって正確に真円度が確保されています。JORMA DESIGNのケーブルはオーディオ用途のケーブルの基本に立ち返り、製造技術の限界に挑み、開発に成功しました。
JORMA PRIME (ヨルマ・プライム)ではバイビー・クアンタム・ピューリファイアー(量子ノイズ吸収素子)を装着したことで、今までのオーディオ・レベルでは実現できなかった未知の領域に入るS/Nを達成し、比類なきマイクロダイナミクス特性を実現いたしました。
コンダクターは最高品質の高純度無酸素銅を採用。JORMA DESIGNは様々な種類の銅、及び他の金属素材を用いて度重なる実験を行ない、この銅が最もニュートラルで、癖がなく、ナチュラルに音楽信号を伝達することをつきとめました。無酸素化と高純度化(不純物含有量を減少)の両面を追ったことで優れた伝送特性を持つと共に、経年変化に対しても非常に優れたコンダクターとなっています。コンダクターは世界でもトップランクに入るメーカーの協力を得て、特殊な環境のもとで製造されています。JORMA TRINITY、JORMA DUALITY、JORMA UNITY, JORMA ORIGO及びJORMA PRIMEは純度が99.999999%の銅(酸素と不純物を取去った銅)、JORMA STATEMENTは純度が99.9999999%の銅(酸素と不純物を取去った銅)を採用しています。
コンダクター群の中心には特殊極細セラミック・ファイバーを多数束ねて配し、JORMA TRINITY及びJORMA DUALITYにおいては、その周りに多数のコンダクター(1本の直径0.1mm)が正確に巻き付けられており(巻き方はらせん状で、各導体が並行)、それはあたかも壁厚0.1mmのチューブを形成しているように見えます。JORMA STATEMENT、JORMA PRIME、JORMA ORIGO、JORMA UNITYにおいてはさらに精度の高い多数の極細のコンダクターがチューブ構造を形成しています。この結果この構造は表皮効果を大幅に減らし、倍音情報がより正確に再現されます。
純錫メッキ銅の高密度編線は特殊幾何学構造とあいまって、シールド効果が非常に高い特性を持っています。JORMA DESIGNの特殊シールディングはオーディオ信号のロスを招くことなく、RFIとEMIともに約98%(JORMA PRIMEにおいては最高約99.5%)まで取り除くことが可能となりました。
JORMA PRIMEシリーズに装着しているバイビー・クアンタム・ピューリファイアー(量子ノイズ吸収素子)にはトリプルクライオ処理が施されています。JORMA DESIGN社では変形しない部分への極低温処理を優先しています。
最高純度無色テフロンを採用(テフロンも純度でランク分けされており、その純度を上げるほどその色はきわめて透明に近くなります)。高周波特性や誘電損による障害に優れています。
可聴帯域を手直しする為にコンデンサー、コイル、抵抗器等の回路を利用する方法もありますが、JORMA DESIGN社の研究ではある程度の利点がある反面、制限も多いことから採用しておりません。
ORMA DESIGN社のケーブルは製造精度を極限にまで高めた世界ではじめてのケーブルです。コンダクター、絶縁体、シールド等の全構成要素の位置関係がケーブル設計図と完全に一致しているのです。一般的な電線製造技術を遥かに越えた、オーディオグレードの製造技術で作られた画期的な製品の誕生を意味します。
JORMA DESIGN