・AC LANDA SG Ⅱ (ACランダSG Ⅱ)の特徴
ヨルマ・デザインの特徴である、「製造精度を設計精度に限りなく近づける」技術と、「銅線の導体に純度の高いフッ素樹脂系絶縁皮膜を施す技術」は、ACコードにも反映され、複数本使用されても個体差が極めて小さいため、電気特性のばらつきを抑え、電源位相の一貫性を守る結果になりました。各機器に電源を供給するACコードの統一は、音楽再生で表現される三次元空間の揺らぎを極力抑え、リスナーのサウンドイメージングをより新鮮かつ鮮明に提供してくれます。
この高精度なワイヤーにJODELICAの新開発の電解タフピッチ銅を採用したオーディオ・グレードのコネクター、ピュア・カッパー・シリーズ(ETP-850CU & ETP-320CU)をアッセンブルした“AC LANDA CU II”が現在ハイエンド電源ケーブル市場の定番となっています。これにより、多くのリスナーがかつてないサウンド・クオリティーの次元へ導かれました。
そして、これらのコネクターをさらに進化させたものが、JODELICAのピュア・カッパーSGシリーズ(ETP-950SG & ETP-920SG)です。これらの電解タフピッチ銅コネクターには、全音域におけるサウンドステージ、マイクロ・ダイナミクス、音調および音色等、音楽のディテールをより高精度に表現するため、非磁性2層(銅、金)プレーティングが施されています。この処理は音質変化を加えるアプローチを意味するものではありません。 むしろ新開発の電解タフピッチ銅、素材そのもののアドヴァンテージをより明確化するための正攻法の設計です。優れた技術を誇るヨルマ・デザインの完成されたACワイヤーとJODELICAの新ACコネクターとのコンビネーションによって、従来の方法では成し得なかった、正に新機軸による電源ケーブル“AC LANDA SG II”が誕生しました。
情報量の増加とともに音楽の持つ躍動感が引き出されます。
しっとりと落ち着いた雰囲気のステージから、流麗でリズミカルな演奏までも魅力的です。弦楽器の艶やかな音色にと松ヤニの引っかかりと匂いを感じさせてくれます。AC LANDA CU II が素朴でありのままを表現しているのに対して、AC LANDA SG II はゴージャスで格調の高いステージで演奏されるのです。一本の電源コードですがシステム全体のサウンドをガラリと変えてしまいます。まさにコンポーネントであり、神経系なのです。アクセサリーなどと称される時代はとっくに終焉している事を思い知らされます。
冒頭の展開から女性ボーカルに僅かながら潤いが感じられます。 真っ赤な口紅に少し水気が含まれたようで、耳に優しい。心なしか若返ったようで張り上げた声に張りや余裕があります。滑らかで芳醇、口紅はより鮮やかに、そんな姿が見えてくるのです。舞台の有様や色彩が想像できるそんなサウンドが楽しめます。
・ JORMA AC LANDA SG II (ワイヤー部) | |
導体抵抗 | max 8.2Ω/Km |
絶縁抵抗 | min 5,000MΩ×Km |
試験電圧 | 3KV DC |
定格温度 | -40/+100℃ |
導体 | 銅 |
導体絶縁体 | 高純度FPI |
内部被覆 | MPR |
シールディング | Fe |
被覆 | PVC |
JORMA DESIGN