CARカートリッジ の特徴
・特徴
CAR
KUZMA CARカートリッジは仕様上のデータよりむしろ音楽の本質や実質的な再現性を重視したカートリッジと言えます。リスナーにとって文字通り「音楽」そのものと向き合えるアイテムです。そして、それは当然ながら対価に見合った確固たる音楽的パフォーマンスを持ち合わせています。
全ラインナップにおいて同様の厚みのあるアルミニウムボディーを採用していますが、商品グレードによって明確な違いがあります。 エントリーモデルのCAR-20は、アルミカンチレバー、楕円針および銅コイルを使用しています。 CAR-30は、ボロンカンチレバー、マイクロリッジ針および無酸素銅コイルを採用。 そして、CAR-40は同じカンチレバーとスタイラスに銀のコイルを使用し、CAR-50はサファイアカンチレバーに銀のコイル(そして青い陽極酸化ボディー)を合わせています。それら以外、仕様はほぼ同じです:0.3mV出力(3.54cm/s)、推奨VTFは2.0グラム、コンプライアンスは8~10cu。 トラッカビリティと負荷インピーダンスは全モデル同じですが、モデルのグレードを上げていくにつれて、周波数レスポンスの上限とチャンネルセパレーションが向上します。そして、全モデル共通の真鍮とアルミの複合体ボディはエネルギー伝達に優れた極めて剛性の高い構造となっています。
昨今のカートリッジの潮流として、透明性や鮮明度、細部の描写を重視する道を歩んでいるようですが、クズマはむしろ逆の方向に向かっています。誤解を避けるならば、ディテールや解像度を重視しないという意味ではなく、優先順位をより音楽的で有機的な方向へ位置づけています。現代的な高水準の解像度、中立性、透明性は確保しつつ、従来の温度感、重厚感、リズミカルなドライブ感もしっかり持ち合わせたカートリッジと言えます。低域に関しては単に丸みを帯びた暖かさや一時的な曖昧さのようなものでなく、音楽的なデフォルメを超えた、ある種のソノリティ、アクセント、アタック感を的確に伴った表現を確立しています。これが他の音域にも音楽構造として好ましい影響を及ぼし音楽性の向上に繋がっていると考えています。これはアナログレコード再生における独特の魅力であり、デジタル再生との違いを認識せざるを得ません。更にCARシリーズはリスナーに音の伝達だけでは不足する、物理的な存在感を音で表現できるカートリッジです。それはアーティストが意図した音楽のエネルギーそのものであり、CARの説得力のある重量と剛性でそのエネルギーを届けることができます。CARカートリッジは音楽の意味に焦点を合わせた類稀な夢のカートリッジです。
CARカートリッジの形状はシンプルな直線的ラインが中心のデザインで、しかもカンチレバー/スタイラスが簡単に目視できることからアライメントもしやすく、カバーした状態でもその刻み目を目印に予備的な取り付けができます。ネジ止め式アルミカバーは従来のプラスチックカバーと違いしっかり固定できるので偶発的に外れることがなく、カンチレバー/スタイラスがより安全に保護されます。
設計者フランツ・クズマ氏は常にアナログ再生の新たな喜びと発見を私達に提供しています。それは即ち、レコードの溝の中に存在する音楽との新たな出会いでもあります。それが今まで幾度となく聴いてきたレコードであっても。
音楽は常にレコードの溝に内在し、カートリッジは可能な限りピュアな状態で信号(エネルギー)を取り出し、変換させ、音楽として再生させます。そのプロセスで一度でもダメージを与えると元には戻らないでしょう。繊細なる時空の流れにより-KUZMAを介して音楽を堪能できる喜びと体験は-至高のひと時となることでしょう。
全ラインナップにおいて同様の厚みのあるアルミニウムボディーを採用していますが、商品グレードによって明確な違いがあります。 エントリーモデルのCAR-20は、アルミカンチレバー、楕円針および銅コイルを使用しています。 CAR-30は、ボロンカンチレバー、マイクロリッジ針および無酸素銅コイルを採用。 そして、CAR-40は同じカンチレバーとスタイラスに銀のコイルを使用し、CAR-50はサファイアカンチレバーに銀のコイル(そして青い陽極酸化ボディー)を合わせています。それら以外、仕様はほぼ同じです:0.3mV出力(3.54cm/s)、推奨VTFは2.0グラム、コンプライアンスは8~10cu。 トラッカビリティと負荷インピーダンスは全モデル同じですが、モデルのグレードを上げていくにつれて、周波数レスポンスの上限とチャンネルセパレーションが向上します。そして、全モデル共通の真鍮とアルミの複合体ボディはエネルギー伝達に優れた極めて剛性の高い構造となっています。
昨今のカートリッジの潮流として、透明性や鮮明度、細部の描写を重視する道を歩んでいるようですが、クズマはむしろ逆の方向に向かっています。誤解を避けるならば、ディテールや解像度を重視しないという意味ではなく、優先順位をより音楽的で有機的な方向へ位置づけています。現代的な高水準の解像度、中立性、透明性は確保しつつ、従来の温度感、重厚感、リズミカルなドライブ感もしっかり持ち合わせたカートリッジと言えます。低域に関しては単に丸みを帯びた暖かさや一時的な曖昧さのようなものでなく、音楽的なデフォルメを超えた、ある種のソノリティ、アクセント、アタック感を的確に伴った表現を確立しています。これが他の音域にも音楽構造として好ましい影響を及ぼし音楽性の向上に繋がっていると考えています。これはアナログレコード再生における独特の魅力であり、デジタル再生との違いを認識せざるを得ません。更にCARシリーズはリスナーに音の伝達だけでは不足する、物理的な存在感を音で表現できるカートリッジです。それはアーティストが意図した音楽のエネルギーそのものであり、CARの説得力のある重量と剛性でそのエネルギーを届けることができます。CARカートリッジは音楽の意味に焦点を合わせた類稀な夢のカートリッジです。
CARカートリッジの形状はシンプルな直線的ラインが中心のデザインで、しかもカンチレバー/スタイラスが簡単に目視できることからアライメントもしやすく、カバーした状態でもその刻み目を目印に予備的な取り付けができます。ネジ止め式アルミカバーは従来のプラスチックカバーと違いしっかり固定できるので偶発的に外れることがなく、カンチレバー/スタイラスがより安全に保護されます。
設計者フランツ・クズマ氏は常にアナログ再生の新たな喜びと発見を私達に提供しています。それは即ち、レコードの溝の中に存在する音楽との新たな出会いでもあります。それが今まで幾度となく聴いてきたレコードであっても。
音楽は常にレコードの溝に内在し、カートリッジは可能な限りピュアな状態で信号(エネルギー)を取り出し、変換させ、音楽として再生させます。そのプロセスで一度でもダメージを与えると元には戻らないでしょう。繊細なる時空の流れにより-KUZMAを介して音楽を堪能できる喜びと体験は-至高のひと時となることでしょう。
CARカートリッジ の仕様
・KUZMA MCカートリッジ 「CAR」シリーズ |
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条 件 | CAR-20 | CAR-30 | CAR-40 | CAR-50 |
タイプ | 可動コイル | 可動コイル | 可動コイル | 可動コイル | |
コイル線 | 銅(標準) | 5N 銅 | 4N 銀 | 4N 銀 | |
カンチレバー材質 | アルミニウム | ボロン | ボロン | サファイア | |
スタイラス | 接合楕円針 | マイクロリッジ針 | マイクロリッジ針 | マイクロリッジ針 | |
周波数レスポンス | 10Hz-33kHz | 10Hz-35kHz | 10Hz-40kHz | 10Hz-45kHz | |
出力電圧 | 3.54cm/1KHz | 0.3mv | 0.3mv | 0.3mv | 0.3mv |
チャンネルバランス | 1KHz | <1dB | <1dB | <1dB | <1dB |
チャンネル分離 | 1KHz | >23dB | >25dB | >28dB | >30dB |
針圧 | 2.0g | 2.0g | 2.0g | 2.0g | |
コンプライアンス | 8x10⁻⁶cm /dyne |
10x10⁻⁶cm /dyne |
10x10⁻⁶cm /dyne |
10x10⁻⁶cm /dyne |
|
トラッカビリティ | 2.0 g | >70μm | >70μm | >70μm | >70μm |
インピーダンス | 4Ω | 6Ω | 6Ω | 6Ω | |
負荷インピーダンス | >100Ω | >100Ω | >100Ω | >100Ω | |
正味重量 | 17 g | 17 g | 17 g | 17 g |
デジタル全盛期にクズマは黙々とアナログプレーヤーの 可能性を追及してきた。
究極のシンプル構造が音楽の生命を甦らせる。アナログプレーヤーは今ようやく成熟期を迎える。
究極のシンプル構造が音楽の生命を甦らせる。アナログプレーヤーは今ようやく成熟期を迎える。