Stabi Rは、無垢のアルミニウムブロックで作られたボディにエレクトロニック・パワーサプライを内蔵した非常にコンパクトなターンテーブルです。駆動は、DCモーターと独自の非柔軟性ドライブベルトを介して行われます。また、Stabi Rには、非常に高い質量（8 kg）のメインプラッターを備えています。駆動のコンセプトは、フラッグシップモデルであるターンテーブルStabi XL DCと同様に非常に円滑なトルク特性により、プラッターは33rpmの正確な速度に約2秒で到達できます。音楽における複雑な動的ピークによって課せられる最も厳しい条件下でも、精密かつ正確な一貫した回転速度が維持されます。
 
プラッターは、振動を最小限に抑え、プラッター自体とLPのダンピング効果を最大化する3つの層（アルミニウム-アクリル-アルミニウム）で構成されるサンドイッチ設計です。ルビーボールは、スラスト軸受け内の摩擦とノイズを最小限に抑え、特殊な低ノイズ複合材で強化されています。
 
メインシャーシの右側には、取り外し可能なトーンアーム・ウィングが頑丈に取り付けられ、アームボードを支えます。Stabi Rのこれらの構成部（メインシャーシ、ウィング、アームボード）は、無垢のアルミニウムブロックから削り出し加工されています。セカンドトーンアーム用にメインシャーシの左側に2つ目のトーンアーム・ウィングを追加できるオプションを用意しています。一切のトーンアームオプションなしのベーシックなターンテーブルもご用意可能です。これは、ユーザーご自身によるDIYのターンテーブル台座に設置するためのメインシャーシとして使用できます。
 
Stabi R ターンテーブルの全構造は、フル調整可能な4つの金属製の脚によって支えられています。
 
オプションのスタビライザー「クランプR」は、プラッターマットにレコードを押しあてる役割があります。 これにより、レコードとプラッター間の振動を最小限に抑え、レコード自体の反りを減らします。レコードの下にワッシャーを設置し、レコードを挟む形で上からクランプを丁寧にねじ込みます。クランプはワッシャーなしでも使用できます。
 
シャーシの上面にパワーサプライの設定用ボタンがあり、簡単に速度（0回転、33回転、45回転）を変更、さらに微調整が可能です。特注仕様（オプション）で78回転に対応することも可能です。